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こだわり住まい、本音図鑑
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Staff

スタッフ紹介

水沢さん
株式会社アスカ創建

妥協なき30年の職人人生。大工・水沢さんが貫く家づくりへのこだわり

水沢さん

匠の技と心で築く、上質な住まい。アスカ創建の大工が語る家づくりの流儀

家づくりを考えるとき、間取りやデザイン、素材に目が行きがちですが、実際にその家をカタチにするのは、日々現場で汗を流す職人たちです。今回お話を伺ったのは、大工として30年以上のキャリアを持つ水沢さん。お客様の想いを汲み取り、理想の住まいを現実に変えていく水沢さんの仕事へのこだわりと、その情熱に迫ります。

30年を捧げた「大工」の道

水沢さんが大工の道を志したのは、小学校低学年の頃でした。ご実家が家具職人だったという水沢さんは、幼い頃から木材に触れる環境で育ちます。しかし、お父様と同じ道ではなく、「もっと大きなものを作りたい」という想いが芽生え、大工を目指すことに。高校卒業後、地域で「腕がいい」と評判だった工務店に弟子入りします。

この工務店での修行は、それは厳しいものだったそうです。「手刻み(てきざみ)」と呼ばれる、木材を一本一本手作業で加工する昔ながらの家づくりにこだわり、一切の妥協を許さない姿勢、そして何より大工としての心構えを徹底的に叩き込まれました。

「プレカット(工場で機械で加工された木材)は一切使わない」。その工務店では、32歳まで約14年間、手刻みの家づくりを徹底的に学びました。この下積み時代が、今の水沢さんの確固たる技術とプロ意識の土台を築いたのです。

その後、結婚を機に奥様のご実家のある上越へ移住。そこで出会ったのが、アスカ創建でした。奥様のおじ様がアスカ創建で家を建てたことがきっかけとなり、その家づくりの姿勢に感銘を受けた水沢さんは、縁あってアスカ創建の一員となります。

時代の変化に合わせた「こだわる」ポイント

かつて勤めていた工務店では、デザインよりも、木を組む技術や、精巧な細部の納まりにこだわり、一切の妥協を許さない家づくりをしていました。それは、手間暇をかけて、丈夫で長持ちする家をつくるという、昔ながらの職人気質に則ったものでした。

それに対し、アスカ創建の家づくりは、お客様のライフスタイルや、流行のデザインを重視した家づくりです。

「昔と今では、家づくりに求めるものが違いますね」と水沢さんは言います。昔は、細部の納まりや工法といった、いわば「見えない部分」にこだわる家が主流でした。しかし今は、見た目のデザインや使い勝手の良さといった「見える部分」にこだわりを持つお客様が増えています。

しかし、水沢さんの職人としてのこだわりがなくなったわけではありません。昔の経験を活かしつつ、今の家づくりに合わせた新しいこだわりを持っています。

例えば、「パテ(壁のひび割れや穴を埋める充填材)で隠せばいい」という安易な考えで仕事はしないと語る水沢さん。ボードを貼る際も、後の内装工事の職人さんがスムーズに作業できるよう、丁寧に、正確に貼ることを心がけています。

「自分たちが手間を惜しまず丁寧に仕事をすることで、次の工程の職人さんの仕事がやりやすくなる。結果として、家全体の仕上がりが良くなり、お客様に喜んでいただけるんです。」

家づくりのプロとしての、責任感とチームワークを大切にする姿勢が、ここにも垣間見えます。

現場はいつも美しく

「現場をきれいに保つことを意識している」と、水沢さんは語ります。現場が散らかっていると、他の職人さんがケガをするリスクが高まるだけでなく、精神的なストレスにも繋がります。

「現場が汚いと、他の職人さんも『汚してもいいや』って気持ちになっちゃう。みんなが気持ちよく仕事できるように、現場はいつもきれいにしておかないと」

現場をきれいに保つことは、単なる美化活動ではありません。整理整頓された現場は、作業効率を高め、ミスの防止にもつながります。そして、何より現場で働く全ての人の安全を守ることにもつながるのです。水沢さんが語る「現場をきれいに保つこと」は、お客様の家を安全に、そして高品質に仕上げるための、プロとしての責任感そのものだと言えるでしょう。

誰が見ても「文句が出ない仕事」

「10人中8人が『いい仕事だ』と思っても、2人が『ダメだ』と思ったらダメだ」と水沢さんは言います。誰が見ても納得できる、高い水準の仕事を目指すこと。それが、水沢さんの仕事のポリシーです。

「ボードを貼る際も、後のパテで埋めればいいという考えは捨ている。パテに頼らず、ボード自体をきれいに貼ることで、仕上がりの良さが格段に上がります。」

この言葉の裏には、「内装屋さんの仕事まで考えて、ボードを貼る」という、次の工程の職人さんへの配慮とプロ意識が隠されています。

また、現場での「段取り(仕事の計画や準備)」の重要性も強調します。

「使わない道具が散乱していると、作業効率が落ちるだけでなく、道具の置き場所を探す時間も無駄になる。常に現場を整理整頓し、段取り良く仕事をすることが、良い家づくりに繋がる」

道具一つから、作業の効率、そして家全体の品質にまで気を配る、それが水沢さんの仕事の流儀なのです。

お客様の喜びが、何よりのやりがい

「この仕事をしていて良かった」と思える瞬間は、やはりお客様に喜んでいただいた時だと言います。特に印象に残っているのが、防音室の現場です。

同じ部屋に防音のための壁を3回も作るという、非常に手間のかかる作業でした。通常のボードに加え、さらに厚い石膏ボードを貼ったりと、同じ作業をひたすら繰り返すこと2週間。重い資材を運び込み、一つひとつの工程を丁寧にこなす、根気のいる仕事でした。

「物もすごかったし、断熱材もすごく分厚いものを入れて、とても大変でしたね。でも、お引き渡しの後にお客様が『何も聞こえない!』って、本当に喜んでくれたんです。壁の近くで大声を出しても全く聞こえないんですよ」

このエピソードは、水沢さんの職人としてのこだわりと、お客様への真摯な想いが結実した瞬間だと言えるでしょう。お客様の「ありがとう」の一言が、すべての苦労を報い、次の仕事へのエネルギーになります。

家づくりは、お客様にとって一生に一度の大きな買い物です。だからこそ、お客様の想いに寄り添い、プロとしての誇りを持って仕事に取り組む水沢さんのような存在が欠かせません。

大工の仕事は、ただ図面通りに木を組むだけではありません。お客様の夢や希望を、カタチとして実現するクリエイティブな仕事です。水沢さんの丁寧な仕事ぶりや、真摯な姿勢に触れると、この人なら安心して家づくりを任せられる、そう思わせてくれるはずです。